日本の偉人伝説

日本には、歴史上世界に誇れる偉人がいました。皆さんの知らない人、知っている人も再確認して、ご紹介したいと思います。

何故「歎異抄」が、多くの人に読まれているのでしょうか?

こんにちは、ライフデザイナーのトンチーです。
 
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あなたは、「歎異抄」ときいてどんな印象がありますか?
 
「善人なおもって往生をとぐ、いわんや悪人をや」
 
フレーズ聞いたことある方多いのではないでしょうか?
 
仏教本の中では、今でもダントツに人気のある本なのです。
 
司馬遼太郎さんは、無人島にもし一冊持っていくなら
 
歎異抄」があれば満足だ!と言われています。
 
哲学者の西田幾多郎さんは、第二次世界大戦の戦火の中
 
一切の書物を焼失しても「歎異抄」が残れば我慢できる。
 
と言っています。
 
では、そこまで魅了する「歎異抄」とは、いったいどんな事が
 
書かれているのでしょうか?
 
 
作者は唯円
 
親鸞のお弟子さんには、二人の唯円がいました。
 
一人は、鳥喰(とりはみ)の唯円ともう一人は、河和田(かわわだ)
 
唯円です。
 
実は、作者は、不明なのですが、河和田の唯円が、書かれたもので
 
あろうといわれています。
 
今から750年ぐらい前、鎌倉時代に書かれたものだといわれています。
 
歎異抄」というタイトルの意味は、親鸞の教えとは、異なることに
 
嘆いて本来の教えをただす為に書かれた本だからという事です。
 
 
何故生きる(人生の目的)
 
歎異抄は、第18章から成り立っています。
 
第1章から10章までは、親鸞聖人が、ある時この様におっしゃった言葉
 
が書かれています。
 
第11章~18章は、親鸞聖人の教えを土台として間違った解釈を
 
ただす為に書かれたものです。
 
その中で第1章にその目的をはっきりと書かれています。
 
「弥陀の誓願不思議に助けられまいらせて往生をば遂(と)ぐるなり」
 
と信じて「念仏申さん」と思い立つ心のおこる時、すなわち
 
摂取不捨の利益(りやく)にあずけしめたまうなり。
 
(現代語訳)
 
「すべてのひとを救う」という阿弥陀仏の不思議なお約束に助けられて
 
いつ死んでも極楽往き間違いなしの身となってお礼の念仏称えようと
 
思い立つ心のおきた時、がちっとおさめとって捨てられることのない
 
絶対の幸福に生かされたのです。
 
 
幸福には、2種類あり?
 
一つは、相対の幸福、もう一つは、絶対の幸福です。
 
私たちが、普段世間でいうのは、相対の幸福です。
 
これは、何かと比べて喜び幸せを感じるものです。
 
例えば、子供の頃お年玉をあなたが、3万円もらっていたとします。
 
その時は、とても嬉しく思っています。ところが、学校に行って
 
お友達と比べてみると、A君は、5万円、B君は、10万円もらって
 
いたらあなたは、寂しく感じませんか?
 
また別のC君に声をかけてみると彼は、1万円だと聞いた時
 
妙に親しみを感じお友達になりたい心境になると思いませんか?
 
絶対の幸福は、比べる事なく幸せ、喜びを感じる心境になれる
 
ということなのです。
 

 

歎異抄 (いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ)

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  • 作者:金山 秋男
  • 発売日: 2013/02/09
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マンガ歎異抄をひらく

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摂取不捨の利益
 
あなたの願いは、無病息災でありたいと思っています。
 
しかし、いつまでも健康であり続ける事、まったく災害がない世の中で
 
生きる保障などあろうはずがありません。
 
どんなに新しい車でも長い間のうちにどこかしら部品が痛みやがて廃車と
 
なります。人間も同じですね。
 
災害もいつ何時くるかわかりません。
 
あなたは、いつ捨てられるかわからない不安の中で心の安らぎをもとめて
 
います。
 
究極的にもとめているものは、絶対に捨てられる事のない身になることでは、
 
ないですか?
 
絶対に捨てられることのない幸せになりたい事では、ないですか?
 
あなたが、たとえ病気になっても崩れない心になること、揺るぎのない安心
 
満足な心になることが大事なのです。
 
どんな災害が、ふりかかっても壊れない安心、崩れない満足な心になること
 
が大事だと教えてくれています。
 
正しく念仏をとなえて信じんすれば、この絶対の幸福を誰でも分け隔てなく
 
手に入れられると唱っています。
 
 
まとめ
 
摂取不捨の利益(りやく)とは、がっちとおさめてもう捨てられることのない
 
安心で不変の幸せのことです。
 
親鸞聖人の教えは、よくよく理解してないと誤解されやすいので明治になるまで
 
封印されていましたが、今日では、多くの人を魅了にする「歎異抄」を
 
あなたも手にとって読んでみませんか?